【感想】『ママは悪くない!~子育ては”科学の知恵“でラクになる~』を一家に1冊は置いておきたい5つの理由
育休を取得している、たぬきです。
娘、妻、息子の4人家族です。
日々起きた出来事を漫画にしていきます。
2人目の育児中だが、ツラい。
ふと思い出して、昔買った『ママは悪くない!』という本を読み返してみた。
やはりこの本は、子育てを”ラク”にしてくれる本です。
ハッキリ言って、産後の妻は別人です。
よく、
「産後妻が変わってしまった」と
男同士の飲み会で話しますが、
この本を読んだあとなら、
「妻は今、特別な状態だけど、たぶん戻る」
という風に言い切ることが出来ます。
もちろん、「特別な状態」のときに、
ママもパパも配慮無く過ごしたら
「絶対、戻れない」のだけど、
この本なら
- ホルモンの働き
- 人間特有の体の仕組み
などから、他の動物と比較し、
- ママが今、どういう感情の状態か
を気づかせてくれます。
この本を読んでから、男の同僚と
”妻の産後の状況”について
話していて、
大体のケースが、この本の型の通りであることも気づいた。
やはり産後は「特別な状態」である、と言える。
「なんでかわからないけど」
寂しい
とか
「どうして」
赤ちゃんの泣き声に、男は気付けないの!?
について、
まさかホルモンが作用した、
共通の悩みだったとは、
誰かが気づかせなければなるまい。
[コミック&エッセイ]ママは悪くない! 子育ては“科学の知恵"でラクになる
- 作者: ふじいまさこ,NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」取材班
- 出版社/メーカー: 主婦と生活社
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- ママがどういう感情を抱いているか、わかる
- この本では原因から状況を知ることが出来る。
- 人間のDNAが、現代社会の進化とマッチしないことがわかる
- パパが理解できるのはもちろん、ママ自身も「自分の状況」を理解できる
ママがどういう感情を抱いているか、わかる
孤独を感じさせることで、共同養育を促すのだと考えられます
『ママは悪くない!~子育ては”科学の知恵“でラクになる~』
30ページ
まず、世の男性は、
ママが孤独を感じながら育児をしている
ということを理解して欲しい。
なんでママたちはあんなに群れているんだろう。
そう疑問を持つパパは多いと思う。
だが、
ママが孤独を感じている
ということには気づけない人、多いんじゃないかな。
自分もその1人だった。
- ベビーマッサージ教室
- 育児サークル
などで、毎日予定を入れるうちのママ
さらに
- SNSで知り合ったママと会ってみる
と、普段しなさそうまでしていたのは、
孤独状態としては極限だったんじゃないかな。
この本では原因から状況を知ることが出来る。
「ママが孤独」というテーマでは、
共同養育という言葉がキーワードだった。
- 毎年、妊娠と出産ができる人類
- 養育中5年くらいは妊娠が出来ないチンパンジー
を比較していました。
あの大変な育児は
大家族で育てることを前提(共同養育)とした、
体の仕組みなっていたのです。
しかも、
”孤独を感じさせるホルモン(エストロゲン)を分泌させる”
ということまで、
DNAで決まっているのです。
お前、ひとで育児できると思ってんのかよ!
ホラ さみしいだろ、甘えちゃえよ 周りに!
助けてって言っていいんだよ!
『ママは悪くない!~子育ては”科学の知恵“でラクになる~』
30ページ ホルモン(エストロゲン)の発言
慣れない土地に嫁いできたばかりのうちのママに対して、
孤独感を感じさせるホルモンが
産後ドバっと分泌されてたわけです。
自分も当時泊まり出張ばかりでしたから、
妻自身も
「孤独を感じさせるホルモンが分泌されている」
とは理解できなかったのだと
考えられます。
そして、この孤独感は
「助けを求める様に」できている結果なのです。
人間のDNAが、現代社会の進化とマッチしないことがわかる
「子供を育てるには、村一つ必要」という言葉があります。
そのくらい手間がかかるように
人類は設計され、
孤独感をホルモンで引き起こされるママさんたち。
この本を読んで、育児すぐに手伝えないパパさんたちも、
その苦労は
共有してあげられるようになるんじゃないかな。
パパが理解できるのはもちろん、ママ自身も「自分の状況」を理解できる
育児ってとにかく大変なんですよ
と話しても、子供を育てた経験のない人には伝わらないです。
それでも子は育つ
とか決め台詞言っちゃう上司までいます。
因果を踏まえて、
産後の苦労を伝える。
同僚や上司へ理解を求める。ここまでしないと伝わりません。
この本では
- 第1章 ママたちを苦しめる”深い孤独感のナゾ”
- 第2章 「夜泣き」「イヤイヤ」「人見知り泣き」が最新の脳科学でラクになる!
- 第3章 育児中のママたちのカギを握る「オキシトシン」の真実
- 第4章 夫にイライラ!夫婦の機器を救う科学ワザ
- 第5章 ママもパパも満たされる”新しい育児”の形へ
と、
いずれも科学的な考証をもとに話が展開されています。
もともとNHKスペシャルですから、しっかりと考証されています。
第4章の、
男性と女性で、赤ちゃんの泣き声に対する反応実験も興味深かった。
『ママは悪くない!~子育ては”科学の知恵“でラクになる~』
123ページ
一家に一冊置いておくだけでも
ママに「わかってるよ」のメッセージになります。
[コミック&エッセイ]ママは悪くない! 子育ては“科学の知恵"でラクになる
- 作者: ふじいまさこ,NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」取材班
- 出版社/メーカー: 主婦と生活社
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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